選挙権が18歳となって、現中学3年生もあと3年後には選挙に参加することになります。そこで、11月17日(土)に選挙の仕組みを知り・体験するという目的で中学全学年を対象に講座を開きました。はじめに「選挙とは」の話から「選挙の投票率」、「選挙の仕組み」、「模擬選挙」と活動を行いました。
選挙という言葉は知っていても、どのような仕組みになっているかまではよくわかっていなかった生徒も多く、初めて目にする投票用紙や記載台、投票用紙を数える機会などを見たり、また選挙会場を構内に作り役割分担(投票管理者、投票立会人、受付名簿対照係など)の仕事を行うことで選挙について少し分かった様子でした。
政治や社会の仕組み、世の中のことに関心を持つことやニュースなどで気になることを友達や家族で話をすること、そして人の意見に耳を傾け、物事を判断できるようにすることなど18歳で選挙権が公使されるまでの間に選挙に関して興味関心を高めるきっかけになればと思います。また、自分たちの将来がよりよくなるために選挙が必要であることも知ることができた講座でした。

生徒感想文(中学2年)
私は今まで、選挙や政治のことについて、まったく興味や関心がありませんでした。私一人が投票しなくたって、そんなに変わらないんじゃないかと思っていましたが、お話の中であった、投票数の差がたったの「3」で当選または落選したという事があると聞いて、一人一人の投票がとても大切なんだなと思いました。また、投票するものにも工夫がされていて驚きました。私は何度か両親と投票所にいったことがあります。その時に見た投票用紙は普通の紙に見えましたが、破れないようになっていたり、投票箱に入れた時に、折った投票用紙が開いたりして、ただ投票するだけでも、いろいろな工夫がほどこされているんだなと思いました。選挙についての歴史も知れて、政治や選挙に対する興味、関心を持つことができて、選挙の大切さも理解することができました。
私が投票する際は、しっかりと市の代表にふさわしい人を決めて、投票したいです。

生徒感想文(中学3年)
選挙講座を受けてみて、いわき市の投票率の低さで県内で最下位に近いことに驚きました。私は、市内は広いし、人口なども多い方だと思っていたのでその分投票する人も多いだろうと考えていました。若い人は選挙に関心がないということは、国民全員の意見ではなく、興味や関心のある人だけの投票になってしまうのでいけないと思いました。そのため、国民一人一人が積極的に参加しなければならないことを改めて知ることができました。そして模擬選挙を体験してみて、グループになって話し合いをしたときは、皆自分の考えや意見を言っていて自分の考えと違う部分もあったので、立候補者を決まるときに迷ってしまいました。今の状況や将来のことを考えて投票しなければいけないので難しいと思いました。このようなことを将来は自分で判断して投票しなければならないということは難しいことだと思いますが、将来は積極的に参加したいと思います。